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子宮頸がん予防HPVワクチン,販売2社が転倒回避策の徹底を呼びかけ

昨年(2012)の発表になりますが、子宮頸がん予防HPVワクチンを販売するグラクソ・スミスクラインとMSDはそれぞれ,転倒回避策の徹底を呼びかける「適正使用のお願い」を発表し、医薬品医療機器総合機構(PMDA)を通じて以下のように周知されています。

  • 失神に備えて,接種後の移動の際には医療従事者あるいは保護者等などが腕を持つなどして付き添うようにしてください。
  • 失神し前方に倒れる例も報告されているため,接種後30分程度は体重を預けられるような場所で,なるべく立ち上がることを避けて待機していただくようご指導をお願いいたします。

2価HPVワクチンのサーバリックス(商品名)を販売するグラクソ・スミスクラインによると,同ワクチンは発売から今年3月31日までに延べ推定約634万人に接種されましたが,接種後に失神した症例が476例報告されています(10万接種当たりの発生率7.51例)。そのうち,失神による転倒の結果,外傷を負ったのは41例で,中には頭部打撲,鼻骨骨折を来した症例もあります。一方,4価HPVワクチンのガーダシル(商品名)を販売するMSDによると,歯の破損・欠損に至った症例もあるといいます。

転倒の状況については両者共通の記述で,立っていたり,移動のため立ち上がったり,背もたれや肘かけなどがない椅子で待機しているときに多発しているが,背もたれがあっても前方に倒れ込む形で転倒した事例のあることが強調されている。

同ワクチン接種後の失神の状況については,グラクソ・スミスクラインによると接種直後から15分以内での発現が約7割だが,15分以上経過後に発現した例も報告されています。MSDによると,接種直後から5分以内での発現が約8割を占めます。


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