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米で子宮頸がん検診の新ガイドライン:細胞診+HPV検査で検診間隔を3年から5年に延長可能

米国予防医療サービス対策委員会(USPSTF)は,塗抹細胞診(パップスメア)を用いた子宮頸がん検診に関する新ガイドラインを発表しました(Annals of Internal Medicine(2012; オンライン版)。今回のエビデンスに基づくガイドラインは,ますが,30〜65歳の女性が細胞診と同時にヒトパピローマウイルス(HPV)検査を受ける場合,検診間隔を5年に延長してもよいとしています。

今回のガイドラインは,21歳未満での子宮頸がん検診を推奨していません。これは,この年齢層では性交渉歴にかかわらず,子宮頸がん発症率と死亡率が検診により減少することを示すエビデンスが十分に得られていないためです。30歳以上で細胞診の結果が正常であれば,その後数年間の子宮頸がん発症率は非常に低いことも分かっています。また,65歳超の女性で適切な検診歴があり,高リスクでない場合には検診の必要はないとしています。

他の要点を挙げておきます。

  • 21歳から3年ごとに検診を受けても,毎年検診を受ける場合と救命率は同等である。しかも,腟鏡診の施行頻度は半減し,偽陽性率も減少するので毎年検診を受ける必要なし。
  • 30歳未満の女性に関しては,HPV感染率は高いものの,しばしば自然治癒するとしてHPV検査を推奨しない。
  • 65歳超の女性では,過去10年間に細胞診の結果が3回連続で陰性であるか,HPV検査と細胞診を併用した際の結果が2回連続陰性で,最終検査から5年未満しか経過していない場合,それ以上検診を継続する必要はない。
  • 高グレード前がん病変の既往があり,病変が自然退縮したり,適切に経過観察されたりしている場合は,年齢を問わず,その後20年以上は定期検診を継続すべきである。また,65歳超であっても,子宮頸がん検診歴が全くない女性に対しては検診を検討すべきである。

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