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子宮頸がん検出の最善のスクリーニングは?

子宮頸がん検出を目的としたスクリーニングテストについて、ヒトパピローマウイルス(HPV)検査は細胞診よりもコストが低く有益であるという結果が報告されました(BMJ誌2012年3月10日号)。

子宮頸がん病変部検出にヒトパピローマウイルス(HPV)検査は細胞診よりも感受性が高いが特異度は低いとされています。

研究グループは、欧州で1932〜1992年に生まれたヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン非接種の女性を対象とし、オランダモデルに基づく費用対効果の解析を行いました。ベース症例解析では、ミクロシミュレーションモデルで1,500通り以上のスクリーニング政策の費用対効果を調べました。その後、スクリーニング政策を異なる5つの想定シナリオ(子宮頸がんリスク、既往スクリーニング、検査特性関連の質、検査費用、HPV有病率について起こり得る可能性が異なるシナリオ)で比較しています。

主要評価項目は、ヒトパピローマウイルス(HPV)検査の感度とコストについての増分費用効果比(寿命獲得に要する費用)に関する最善のスクリーニング戦略としました。その結果、想定シナリオのほとんどで、ヒトパピローマウイルス(HPV)スクリーニングは30歳以上ではプライマリ検査として好ましいとする結果でした。

細胞診が好ましいとされたのは、低コストが好ましいとするシナリオの場合と、ヒトパピローマウイルス(HPV)検査の有病率が高く費用が高いヒトパピローマウイルス(HPV)検査と合わせて行うとするシナリオの場合でした。

以上より著者は、欧州の国の多くは、子宮頸がんに対してプライマリ細胞診からプライマリヒトパピローマウイルス(HPV)スクリーニングに考え方の切り替えるべきであると結論しています。

細胞診は慢性炎症を上皮内癌と間違えることや、検査毎に違う結果がでることが往々にしてあります。いずれにしても精液との接触などが感染の主な原因となりますので、性交時の、予防をしない性交を奨励しているようなもので、受け入れられる医療とはとても思えません。


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