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子宮頸がんスクリーニング:臨床医の多くが過度の施行

臨床ガイドラインでは30歳以降の低リスク女性に対し、3年ごとの子宮頸がんスクリーニングを推奨しているが、ほとんどのプライマリケア医(PCP)はこれ以上の頻度で検査するようアドバイスしていることが判明しました(Archives of Internal Medicine(2010; 170: 977-986)。

年1回のパパニコロー(PAP)検査は、米国で子宮頸がんの減少に貢献してきました。しかし、米国予防医療サービス対策委員会(USPSTF)は、毎年の子宮頸がんスクリーニングが3年ごとの施行と比べて、結果を改善しないというエビデンスを根拠に、子宮頸がんスクリーニング間隔を3年に延長するよう以前から推奨してきました。

今回の研究では、多くの医師が女性に対し、年1回のHPV検査とPAP検査を行っていることが明らかになりました。

過度の子宮頸がんスクリーニングは、医療保障制度に対して負担が大きく、患者さんにとっては結果的に、頸管検査関連の罹病リスク増加、有害な分娩結果および苦痛をもたらすだけです。不必要な検査は貴重な医療費の無駄使いのなにものでもありません。

(詳細はコチラ)

→今回、1,212人のPCP(開業医、家庭医、産婦人科医、一般内科医を含む)を調査した。PCPには、各臨床場面に応じ推奨する子宮頸がんスクリーニング間隔を回答してもらった。

その結果、950人がPAP検査を行ったことがあり、子宮頸がんスクリーニングまたは管理のためにHPV検査を推奨していた。

調査の結果、「過去5年間新しいセックス・パートナーを持たず、連続3回のPAP検査の結果が正常だった35歳の女性」に対し、PCPの 31.8%が3年以内のPAP検査を、31.7%が1年以内のPAP検査を推奨すると報告した。しかし、「1回のPAP検査とHPV検査がともに正常だった35歳の女性」については、PCPの60.1%が1年以内の検査を推奨し、子宮頸がんスクリーニング間隔を3年まで延ばしたのは19%にすぎなかった。

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