本文へジャンプ

自覚症状の確認は子宮頸がん早期発見の手がかりにならない

子宮頸がんで早期に生じるとされる自覚症状が早期発見の手がかりとならないとの検討結果が報告されました(米国立がんセンター機関誌(JNCI)1月28日オンライン版)。

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンや検診で予防が可能とされる一方,早期の自覚症状の少ないため早期発見が難しいサイレントキラーとも表現されているがんの一つです。

しかし、最近では腹部膨満感や痛み,食思不振,頻尿といった症状を早期発見の手がかりとして 推奨する動きが広まっています。

子宮頸がんと診断される,あるいは調査日(コントロール群)以前の12か月以内のうち,腹部または骨盤痛,あるいは腹部膨満感 (bloating),食思不振(feeling full)のいずれかが,少なくとも1週間連続で続くことがあったという点が陽性指数(positive index)とされました。また,診断あるいは調査前の少なくとも1か月以内に生じた尿意切迫感や頻尿も判断基準として考慮されました。

その結果、これらの陽性指数ならびに判断基準の予測陽性的中率 (estimated positive predictive value)は,全体で0.6〜1.1%,早期子宮頸がん患者で0.5%以下でした。つまり、百人に一人がこれらの症状を訴えた場合に、早期に子宮頸がんであるということになります。これは早期子宮頸がんを診断するうえでは、ほとんど参考にならない値といえるでしょう。身体感度を高くしていないと、やはり子宮ガンを含めガンは進行した時点でしか気付かないものといえるでしょう。その結果、これらの陽性指数ならびに判断基準の予測陽性的中率 (estimated positive predictive value)は,全体で0.6〜1.1%,早期子宮頸がん患者で0.5%以下でした。つまり、百人に一人がこれらの症状を訴えた場合に、早期に子宮頸がんであるということになります。これは早期子宮頸がんを診断するうえでは、ほとんど参考にならない値といえるでしょう。身体感度を高くしていないと、やはり子宮ガンを含めガンは進行した時点でしか気付かないものといえるでしょう。その結果、これらの陽性指数ならびに判断基準の予測陽性的中率 (estimated positive predictive value)は,全体で0.6〜1.1%,早期子宮頸がん患者で0.5%以下でした。つまり、百人に一人がこれらの症状を訴えた場合に、早期に子宮頸がんであるということになります。これは早期子宮頸がんを診断するうえでは、ほとんど参考にならない値といえるでしょう。身体感度を高くしていないと、やはり子宮ガンを含めガンは進行した時点でしか気付かないものといえるでしょう。

詳細はコチラ

→2002年1月〜05年12月31日に子宮上皮頸がん(epithelial ovarian cancer)と診断された35〜74歳の女性812例と一般人口の1,313人の女性をコントロールとして,個別に聞き取り調査を行われました。

質問内容は子宮頸がんと診断される,あるいは調査日(コントロール群)以前の12か月以内のうち,腹部または骨盤痛,あるいは腹部膨満感 (bloating),食思不振(feeling full)のいずれかが,少なくとも1週間連続で続くことがあったという点が陽性指数(positive index)とされました。また,診断あるいは調査前の少なくとも1か月以内に生じた尿意切迫感や頻尿も判断基準として考慮されました。

その結果,診断・調査前の5か月にほとんどの女性が陽性指数あるいは判断基準のいずれかを経験していました。また,これらの陽性指数ならびに判断基準の予測陽性的中率 (estimated positive predictive value)は,全体で0.6〜1.1%,早期子宮頸がん患者で0.5%以下でした。

ニュース目次へ

■本情報・記事の著作権は全て崎谷研究所に帰属します。許可なく複製及び転載などすることを固く禁じます。無断複製、転載及び配信は損害賠償、著作権法の罰則の対象となります。

ページトップへ