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子宮頸がんスクリーニング:液状細胞診はPAP検査を上回らない

パパニコロー(PAP)検査に代わる方法として広く用いられている液状細胞診 (liquid-based cytology;LBC)は、子宮頸がんおよびその前がん状態を検出するうえでPAP検査よりも優れてはいないことが発表されました(JAMA(2009; 302:1757-1764)。

PAP検査は、偽陽性や偽陰性となる可能性から、最適な検査法ではないとされています。一方のLBCもその診断精度に関しては不確実性が指摘されていました。今回の論文の解析でもPAPとLBCが同等の子宮頚がん診断精度であると報告しています。

論文の詳細はコチラ

→PAP検査とLBCのスクリーニング精度を比較するために検査陽性率、組織学的検出率、陽性的中率(PPV)について調査 した。このランダム化比較試験では、オランダ子宮頸がんスクリーニングプログラムに参加した246の家庭医クリニックの女性患者8万9,784例 (30〜60歳)を対象とした。

122施設の4万9,222例がLBCに、124施設の4万562例が従来のPAP検査に割り付けられた。被験者は子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)のスクリーニングを受け、2008年1月まで、最長で18か月間追跡された。

CINの調整後検出率比は、グレード1+で1.01、グレード2+で1.00、グレード3+で1.05、がんで1.69で あった。同氏らは「いくつかの細胞学的カットオフ値を用いても、CINのアウトカム別に検討しても、LBCとPAP検査間で調整後PPVに有意差はなかった」と述べている。またintention-to-treat分析とper-protocol分析でも、組織学的に確認されたアウトカムの検出率に関して LBCがPAP検査よりも優れてはいないことが示された。

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